カレコ カーシェアリングクラブの体験談

カレコ カーシェアリング 体験レビュー

マイカーは持てないけど、車には乗りたい

私の家の場合は、車は乗りたいけれど駐車場代がとても高く、維持のコストの問題でマイカーの保有を断念していました。しかし、子供の送り迎えや、大きな荷物の買い出し、雨の日のお出かけの時などに、レンタカーを借りるほど長時間ではないけど、ちょっとした時間でどうしても車に乗りたいタイミングがありました。そんな中で、時代の流れなのかカーシェアリングが流行っていて、かつ私の家の近くでもカーシェアリングができる場所があったので、カーシェアリング会社への加入を検討しました。

どこのカーシェア会社に入るべきか?

まず最初に悩んだところがどこの会社に入るべきかということです。以前に聞いたことがあったのが、タイムズと、オリックスでした。ネットでいろいろ調べていくと、カレコやdカーシェアという会社もあり、単純にどこが良いのかは名前では判断がつきませんでした。自分が判断基準としてよく確認したところについて、この記事でまとめます。大手4社について比較した記事も参考としておススメです。

カーシェアリング カーシェアをもう5年以上、実際に利用してみて、感じていることを実体験の口コミとしてまとめます。 ...

カレコの料金は?

お金の問題で車を断念していたので、気になるのは料金がどうなっているのか?というところです。個人が加入する場合は、3種類の中から選びます。

  1. ベーシックプラン
  2. 月会費無料プラン
  3. 平日プラン

まずこの3種類共通で、以下の料金体系になります。

  1. 初期費用は無料
  2. ガソリン代は無料
  3. 月会費は利用をすれば無料

カレコ 「月会費は利用をすれば無料」って具体的にどういうことか?

月会費は利用をすれば無料」が適用されるのは、ベーシックプランと平日プランの2つです。この2つのプランは、車を利用してもしなくても、固定で月会費980円がかかります。車を利用すれば、月会費分は利用料金に含めて清算されますわかりにくいので、具体的な例を使って説明します。

【例①】 2018年9月に、1日だけ1時間分のカーシェアの予約をし、実際に1時間利用しました。この場合の9月の料金は、10分x150円の料金の車だと、6(60分利用)x150円で900円が利用料金です。2018年9月の月会費980円よりも、車の利用利用金が少ないので、2018年9月の請求金額は980円になります。

補足)月会費  980円 > 車の利用料金900円 なので、請求金額は980円。900円分は月会費の中の利用料金に含まれる。

【例②】 2018年9月に、1日だけ2時間分のカーシェアの予約をし、実際に2時間利用しました。この場合の9月の料金は、10分x150円の料金の車だと、12(120分利用)x150円で1,800円が利用料金です。2018年9月の月会費980円より、車の利用利用金が多いので、2018年9月の請求金額は1,800円になります。※2018年9月の月会費980円分は、980円のカーシェア利用代金に割り当てられます。

補足)月会費  980円 < 車の利用料金1,800円 なので、請求金額は1,800円。980円分の月会費は、利用料金に含まれる。

【例③】 2018年9月に、カーシェアの予約をしませんでした。2018年9月の月会費980円は車を利用しなくてもかかるので、2018年9月の請求金額は980円になります。

以上の例①~③のように、月会費は毎月固定でかかりますが、車を利用すればその代金に割り当てられるという仕組みになっています。これは他の会社でも同じです。

カレコ 月会費無料分は繰り越せないの?

これは自分も思ってカレコに聞いたところ、システム上その利用月分しか無料にならないそうです。そのため、月会費980円の無料分は翌月へ繰り越しできません。その利用月のみとなります。もし、数か月に一度の利用というケースを想定している場合は、ベーシックプランだともったいないです。

カレコ ベーシックプランと月会費無料プランの差

ベーシックプランだと2か月前から予約ができます。月会費無料プランは、2週間前から予約ができます。毎月使うかわからないし、月会費無料プランでいいか、という選択になりそうですが、あらかじめ事前予約ができないと利用できる車が予約で埋まってしまいます。特に、土日祝日はかなり予約が入っていて、2週間前だと予約が取れない可能性があります。カーシェアで利用したいと思って加入したのに、予約できないとなれば無駄です。

もし月会費プランと迷っていて、新規加入するのであれば、予約が2か月前からできる、ベーシックプランをおススメします。

カレコの利用料金体系

車の種類によって、さらに長時間利用するかどうかで変わります。

車種・クラス10分6時間12時間24時間夜間(18時~9時)距離料金(6時間以内)距離料金(6時間超え予約)
コンパクトクラス130円3,800円5,300円6,800円2,500円0円1Kmあたり16円
ミドルクラス150円3,800円6,800円6,800円2,500円0円1Kmあたり16円
ベンツクラス170円4,300円7,300円7,800円3,000円0円1Kmあたり16円
プレミアムクラス240円6,800円8,000円8,800円4,500円0円1Kmあたり16円

免責保険はどうなっているのか?

レンタカーを借りるときに、いつも入るかどうか聞かれる免責保険は、カーシェアリングの場合はどうなっているのか?は気になりました。レンタカーの場合も別料金で毎回発生しているので、安心のためとはいえ高くなるなぁと思っていました。

カレコの場合は、利用料金に免責保険が含まれています。ですので、保険加入のために追加料金はかかりません。また、会員登録時に手続きをするので、毎回借りるたびに保険のための手続きは不要となっています。

カレコには全車両、子供用にジュニアシート付!

カレコとタイムズカーには、全車両にジュニアシートが1つついています。身長によりますが、子供の年齢が3歳~からはジュニアシートで大丈夫になりますので、ジュニアシート付のカレコは子供連れでも使いやすいです。私の家の場合カレコに乗るときは、子供が二人いるので一人はカレコのシェアカーに備え付けのジュニアシート、一人はネットで買った「mifold」を使っています。

mifoldについては以下の記事で詳しく説明しています。

mifold(マイフォールド)を使ってみた感想 レンタカーのチャイルドシートレンタル料金が高い mifoldを購入したキッカケ...

カレコの車はどこで借りれる?

公式サイトのステーション検索より、現住所・現在地より検索してください。東京近郊・大阪・京都では、かなりの数がヒットすると思います。都心部に力を入れているようです。

例えば、築地駅周辺でカレコの車を探したとします。公式サイトのステーション検索で「築地駅」を入力した結果がこちらです。(2018年10月の結果です)

この画面には、周辺1.5Kmのカレコステーションが表示されています。築地駅の例でいえば、32個のステーションが周辺にある、ということになります。

個人的に感じたのは、ステーションの場所・数に偏りがあります。ご自宅周辺でカレコのステーションが近くに、どのくらいあるかをしっかり調べてから検討をしてください。東京23区内でいえば、足立区、葛飾区、江戸川区がステーション数が少ないです。江東区、板橋区もやや少ないかなぁと。逆に都心のほうは結構あるんです。もしかしてビジネス利用が多いのでしょうか。 

どうやってカーシェアの予約・終了・車へ乗車をするか?

おそらくどこのカーシェア会社も同じシステムだと思いますが、インターネットやアプリを使って、場所・車・時間を指定して予約をします。その予約時に、開始時間と終了時間も決めて予約するので、利用時間があらかじめきまります。ゆとりをもっての予約は必要です。(※予定よりも早く車を返却すれば、6時間以内であれば使った時間のみの料金請求になります。)

車の乗車には、インターネット・アプリから予約時間になったら、利用開始・利用終了のボタンを押すことで、遠隔操作で車のキーのロック・ロック解除がされます。(登録済のSuica/Pasmoがあれば、カードをかざすだけでロック操作ができネット操作も不要)

予約のキャンセル料はどうなるか?

カレコを使ってみてわかったのが、利用開始時間より前(10分以上前)であればキャンセル料は発生しないということ。つまり、事前に使う予定があれば、予定を入れておき、使わないとわかった時点でキャンセルすれば無料で利用できます。ただし、利用開始時間を過ぎてからのキャンセルはできず、予約した時間の料金、または利用終了までの時間料金が徴収されます。

家族会員で運転手の交代が可能

これもカレコを使ってみてわかったこと。家族会員というものに登録ができ、夫婦で登録をしておくと、予約者と運転者が別でも乗れる・保険適用できるシステムになっているということ。※ただし、予約者が同乗する必要はあり。こちらの公式サイトにも説明があります。長距離運転をして交代する場合などは、このシステムは便利だと思います。

カレコで実際に運転するまで

カレコの駐車場では、カーシェアできる車の前に写真のようなものが置いてあります。(※雨の日に借りたので濡れてます)これをずらして車を借ります。

車の運転席近くに、carecoマークのものがあります。登録済みのICカードをかざすと、鍵があくようになります。アプリでも鍵の開閉ができます。

車のカギをあけると、助手席側に車のキーが入っています。この鍵をLock(返却)にすると返却が可能になります。利用時は鍵を抜いて持ち歩きます。

また、緑色のcarecoの説明書があります。これには車の使い方などの説明がありますので必要に応じて確認します。なお、三井の駐車場にカーシェアの車がとまっていますので、駐車場の入退場カードも一番後ろのページに入っています。

mifold(マイフォールド)を使った写真も撮りました。

カレコアプリの操作例(返却)

カレコアプリ

アプリでカーシェアの返却を行った場合の画面についてです。利用終了のボタンを押すと次のような画面が出ます。

カレコアプリ

通信が完了すると、利用終了になります。

カレコアプリ

返却画面でOKを押すと、どの車を何分借りたかが表示されます。

カレコアプリ

カレコ利用後の明細が表示されます。

カレコアプリ

忘れ物開錠

カーシェアの利用終了から10分以内に一度だけクルマの開錠ができます。この機能を使った場合は、10分後に自動開錠されます。

カレコアプリ
カレコアプリ
カレコアプリ


私はカレコに入りました

カーシェア・カレコについて説明したとおり、ジュニアシートが使えるという点で子供連れにはメリットがあります。自宅近くのステーションを検索して、私の場合は少なくとも2つ以上、車両が4台以上あることを確認しましたので、カレコに入会することを決めました。

他の候補としては、タイムズカーもあがりましたが、自宅近くのステーションがやや遠くて、それで候補から外してしまいました。カレコにした一番の理由は、他のカーシェア会社よりも自宅近くにカレコのステーションがあること、ジュニアシートが付いていることがメリットとして強く感じたのでカレコを選びました。

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